(イラスト:achacaさん)
(
▼2024年 7月 3日から、
新しいデザインの お札が
出回るように なります。
▼今回のお札に 描かれるのは、
江戸時代の終わりごろに生まれ、
人々の生活を よくすることに
大きく貢献した人たちです。
1万円札は 渋沢栄一、
5千円札は 津田梅子、
千円札は 北里柴三郎
という人です。
なぜ お札に 人を描く?
▼お札を出す機関である
日本銀行によると、
お札に 人を描く理由の一つは
ニセ札が出回るのを
防ぐためです。
人の顔が 本物と違っていると
違和感を持ちやすいそうです。
また、まねして描くのが難しい
人の顔を 選んでいるようです。
そのため、口ひげや あごひげを
生やしている人が
お札の顔になることが 多いです。
バリアフリーなデザイン
▼新しいデザインの お札は、
みんなに わかりやすいものに
なるように 工夫されています。
▼たとえば、今までは
「壱万円」という漢数字が
めだっていましたが、
新しいデザインでは
「10000」という数字が
大きく 書かれています。
このため、
漢字が読めない人にも
わかりやすくなっています。
▼また、3種類のお札には
それぞれ違う場所に
デコボコが ついていて、
さわって 区別できるように
なっています。
昔のお札も ほとんど使える
▼今までのデザインの お札は
これからも 使えます。
もっと昔の お札、たとえば
聖徳太子が描かれた 1万円札や
今はない 500円札も 使えます。
「前のお札は 使えなくなる」
といって お金をだまし取る
詐欺も あるようですので、
気をつけましょう。