国や自治体が 「ヤングケアラー」を支援するよう 法律で 決められた

(音声(おんせい)八島(やしま) みこさん)

「ヤングケアラー」とは ()ごろから
家族(かぞく)世話(せわ)介護(かいご)をしている
()どもや若者(わかもの)のことです。
2024(ねん)(がつ)5日(いつか)
(くに)自治体(じちたい)
ヤングケアラーを 支援(しえん)するよう
努力(どりょく)することが
法律(ほうりつ)()められました。

(くに)調査(ちょうさ)によると、
中学生(ちゅうがくせい)の およそ17(にん)1人(ひとり)
ヤングケアラーだと ()われています。

ヤングケアラーの(なか)には、
家族(かぞく)世話(せわ)をしているために、
勉強(べんきょう)をしたり
自分(じぶん)のことをしたりする時間(じかん)
()れていない(ひと)が います。
また、十分(じゅうぶん)(ねむ)れなかったり、
(とも)だちと(あそ)べなかったりするという
(なや)みを(かか)えている(ひと)も います。

(くに)はこれまで
ヤングケアラーとは どういう(ひと)たちか
法律(ほうりつ)()めていませんでした。
また、(くに)自治体(じちたい)
ヤングケアラーを 支援(しえん)することについても
法律(ほうりつ)()めていませんでした。

そのため、自治体(じちたい)によって、
ヤングケアラーを支援(しえん)する体制(たいせい)
ばらつきがあるという問題(もんだい)
ありました。

また、(おお)くの自治体(じちたい)
18(さい)以上(いじょう)場合(ばあい)
家族(かぞく)世話(せわ)などをしていても
ヤングケアラーとは
()んでいませんでした。

そこで、今回(こんかい)法律(ほうりつ)では、
ヤングケアラーを
(くに)自治体(じちたい)支援(しえん)する対象(たいしょう)
(くわ)えました。
また、この対象(たいしょう)には、
ヤングケアラーになっている
18(さい)以上(いじょう)若者(わかもの)(ふく)まれます。

ヤングケアラーが大変(たいへん)なのは、
世話(せわ)介護(かいご)()ける家族(かぞく)
(わる)いわけでは ありません。

家族(かぞく)(ささ)える しくみが
()りないからです。

法律(ほうりつ)()められたことで
(くに)自治体(じちたい)支援(しえん)(ひろ)がると
期待(きたい)されています。

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