最低賃金が 高くなる
2023年8月6日
国内のこと / こくないのこと
発表する 岸田 文雄 首相
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
2023年7月28日、国の会議は、
最低賃金の 全国平均を
41円 高くすると 発表しました。
最低賃金は 都道府県によって
ちがいますが、
全国の金額を 平均すると
今は 961円です。
高くなったあとは 1002円になります。
1000円以上になるのは、初めてです。
最低賃金とは、
会社などが払う 1時間あたりの給料について
一番低い金額を 決めたものです。
会社などは、働く人の給料を
この金額より 低くしてはいけません。
今回、最低賃金を 高くするのは、
物の値段が
どんどん 高くなっているからです。
物の値段が 高くなると
今までよりも
生活するのに必要なお金が 増えます。
最低賃金が 今のままだと、
生活が 苦しくなる人が 増えます。
そのため、国は
最低賃金を 高くすることに しました。
実際に どれくらいの金額にするかは、
それぞれの都道府県が 決めます。
今回 国が出した金額や、
それぞれの地域で
生活するのに 必要な金額などを
参考にして 決めます。
今は、たとえば、
東京都での 最低賃金は
1072円です。
一方で、
沖縄県での 最低賃金は
853円です。
生活にかかる金額が 違ったりするため、
220円くらいの差があります。
都道府県は、これから
くわしい金額について
話し合いをする予定です。