国会図書館
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
国会図書館は 東京都にある
日本で 一番大きな図書館です。
国会図書館では
日本で出版される すべての本や
雑誌、DVD、地図など、
全部で4600万以上の資料を
集めています。
いま、国会図書館にある資料を
機械で読み取って
データ化する 作業が
進んでいます。
その作業を
障害のある人も 行っています。
2022年7月から
全国8か所の作業所で およそ500人が
資料の読み取りなどの仕事を
始めました。
国会図書館にある資料の ほとんどは
紙のものです。
古くなった資料は、
破れたり 汚れたりして
読めなくなってしまうかもしれません。
そこで、データ化して
パソコンなどで
見られるようにしているのです。
もう売っていない 貴重な本なども、
データ化すれば
パソコンなどで 読めるようになります。
古くて破れやすい資料も あるので、
資料の読み取りには
細かい注意が 必要です。
大変な仕事ですが、
貴重な資料を これから先もずっと
データで 見られるようにする
大切な仕事です。
この仕事をする人の工賃は
月におよそ5万円で、
平均のおよそ3倍です。
障害のある人の工賃は
とても低いことが
問題になっています。
今回のことは
工賃を上げるための
きっかけにもなると
期待されています。