「外国から 国民審査ができないのは 憲法違反だ」という判決が 出た

最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)西山(にしやま) 祐樹(ゆうき)さん)

2022(ねん)(がつ)25(にち)
最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)は、
外国(がいこく)()んでいる(ひと)
国民審査(こくみんしんさ)投票(とうひょう)できないのは、
憲法(けんぽう)違反(いはん)している」
という判決(はんけつ)()しました。

最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)は、
日本(にほん)で いちばん(おお)きな(ちから)
()っている裁判所(さいばんしょ)です。

各地(かくち)裁判所(さいばんしょ)
(うった)えた(ひと)(うった)えられた(ひと)
結果(けっか)納得(なっとく)できないときに、
最後(さいご)裁判(さいばん)をする場所(ばしょ)です。

また、最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)
法律(ほうりつ)などが
憲法(けんぽう)違反(いはん)するかどうかを
判断(はんだん)することができます。

最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)
日本(にほん)に 1つだけあり、
15(にん)裁判官(さいばんかん)がいます。

国民(こくみん)は、
この最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)裁判官(さいばんかん)
裁判官(さいばんかん)として ふさわしくなければ
やめさせる機会(きかい)が あります。
国民審査(こくみんしんさ)」という制度(せいど)です。

国民審査(こくみんしんさ)」は、
衆議院(しゅうぎいん)選挙(せんきょ)のときに
一緒(いっしょ)(おこな)われます。
衆議院(しゅうぎいん)選挙(せんきょ)投票(とうひょう)できる(ひと)は みんな
国民審査(こくみんしんさ)にも 投票(とうひょう)できます。
やめさせたい裁判官(さいばんかん)名前(なまえ)
「×」を つけます。

しかし、外国(がいこく)()んでいる(ひと)
投票(とうひょう)することが できません。
外国(がいこく)()んでいる(ひと)
投票(とうひょう)する方法(ほうほう)
(くに)()めていないからです。

そのため、外国(がいこく)()んでいて
投票(とうひょう)する権利(けんり)のある5(にん)
外国(がいこく)()んでいる(ひと)
国民審査(こくみんしんさ)投票(とうひょう)できないのは
おかしい」
()って、(くに)(うった)えました。

最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)は、この(うった)えを(みと)めて
いまの国民審査(こくみんしんさ)法律(ほうりつ)
憲法(けんぽう)違反(いはん)していると ()いました。

これから (くに)法律(ほうりつ)()えて、
外国(がいこく)()んでいる(ひと)
投票(とうひょう)できるようにすることが
(もと)められます。

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