「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が できた
2022年5月29日
障害のこと / しょうがいのこと
(音声:ゆたさん)
2022年5月19日、
「障害者情報アクセシビリティ・
コミュニケーション施策推進法」が できました。
この法律は、障害のある人も
障害がない人と同じように
情報を得られる社会を 目指すために
つくられました。
情報を伝えるとき、
耳が聞こえない・聞こえにくい人には
映像に 手話や字幕を つけたり、
目が見えない・見えにくい人には
点字や 音声の案内を つけるなど、
その人が 情報を受け取れる伝え方が
必要です。
知的障害のある人には
わかりやすい言葉で 伝えることが
必要な場合も あります。
しかし、いまの日本では
それが 十分に できていません。
そのため、障害のある人は
障害のない人にくらべて
情報を得ることが 難しかったり
時間がかかってしまいます。
特に、地震や台風など
災害が起こったとき、
障害のある人にも
障害のない人と 同じスピードで
情報が伝わらなければ、
障害のある人だけ 逃げ遅れてしまうなど
命にかかわる問題が 起こってしまいます。
今回できた法律では、
そのような問題が 起こらないように
国や地域の役所が 制度をつくったり、
必要なお金を 準備することが
決められています。
障害のある人も 障害のない人も
みんな平等に 情報が得られる社会に
していきたいですね。