1つの教室を
2つのクラスで使っている
特別支援学校
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2021年5月26日、
文部科学省という国の役所が
特別支援学校をつくるときの
ルールの案を 発表しました。
例えば、次のような案が
出ています。
・小学部や中学部では
1クラスの人数を 6人以下にする。
・高等部では
1クラスの人数を 8人以下にする。
・子どもたちの人数に 合わせて
校舎や運動場の広さが
どのくらい必要かを 決める。
特別支援学校には もともと
このようなルールが
ありませんでした。
しかし、ルールが必要だという
意見が 出るようになりました。
最近、特別支援学校に通う
子どもたちが 増えています。
そのため 特別支援学校の教室が
足りなくなってきたのです。
学校によっては、
1つの教室を 2つのクラスで使ったり
体育の授業を
校庭ではなく 玄関ホールで
やっているところなども あります。
そこで、文部科学省は
今回ルールを 作ることにしました。
子どもたちが
十分な広さの場所で 落ち着いて
勉強などができるようにしようと
考えています。
文部科学省は
このルールの案について、
6月26日まで
国民からの意見を 集めます。
集まった意見を 参考にしたうえで、
正式なルールとして 決まります。
この案は
インターネットから見て
意見を送ることが できます。
興味がある人は
インターネットで 検索して
読んでみてください。
「特別支援学校 意見公募」
で検索すると、探しやすいです。