北朝鮮はなぜ 核兵器を つくってきたの？

▼北朝鮮(きたちょうせん)は
1950年(ねん)に始(はじ)まった 朝鮮戦争(ちょうせんせんそう)で、
韓国(かんこく)やアメリカなどと 戦(たたか)いました。
朝鮮戦争(ちょうせんせんそう)は
３年間(ねんかん)で いったん おさまりました。
しかし、北朝鮮(きたちょうせん)は
アメリカが また攻(せ)めてくるかもしれない
と、不安(ふあん)でした。
そのため、北朝鮮(きたちょうせん)は
核兵器(かくへいき)を つくりはじめたようです。

▼アメリカは
世界(せかい)で一番(いちばん)強(つよ)い 国(くに)です。
強力(きょうりょく)な武器(ぶき)を たくさん持(も)っています。
そして、アメリカは これまで
「悪(わる)い国(くに)だ」と思(おも)ったところを
武器(ぶき)で 攻撃(こうげき)してきました。
そのため、
北朝鮮(きたちょうせん)政府(せいふ)の人(ひと)は
「(核兵器(かくへいき)の開発(かいはつ)は)自分(じぶん)の国(くに)を 守(まも)るためだ」
と言(い)っています。

▼北朝鮮(きたちょうせん)は
核兵器(かくへいき)を載(の)せて 相手(あいて)の国(くに)まで飛(と)ばす
ミサイルの開発(かいはつ)も 進(すす)めてきました。
ただ、北朝鮮(きたちょうせん)が 核兵器(かくへいき)を 持(も)つことは、
もともと 国際的(こくさいてき)なルールで
認(みと)められていません。
国連(こくれん)は 北朝鮮(きたちょうせん)に対(たい)して
「核兵器(かくへいき)の開発(かいはつ)を やめなさい」
と言(い)ってきました。

▼国連(こくれん)は たくさんの国(くに)が集(あつ)まって、
世界(せかい)を平和(へいわ)にする 方法(ほうほう)を
考(かんが)えるところです。
北朝鮮(きたちょうせん)も 国連(こくれん)のメンバーです。
しかし、北朝鮮(きたちょうせん)は
国連(こくれん)の言(い)うことを 聞(き)きませんでした。
国連(こくれん)は 罰(ばつ)として、
北朝鮮(きたちょうせん)が ほかの国(くに)と
貿易(ぼうえき)をしづらいようにしました。
北朝鮮(きたちょうせん)は この罰(ばつ)のせいで
お金(かね)がなくなってきました。
なので、北朝鮮(きたちょうせん)は
また貿易(ぼうえき)で お金(かね)を稼(かせ)げるように、
核兵器(かくへいき)を 捨(す)てることを
考(かんが)えはじめたようです。

(文(ぶん)：堀川(ほりかわ) 諭(さとし))