「子どもを ３人以上 産んでほしい」と 国会議員が 言った

加藤(かとう) 寛二(かんじ) 議員(ぎいん)(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)：ゆたさん)

５月(がつ)１０日(にち)、自民党(じみんとう)の 加藤 (かとう)寛治(かんじ) 議員(ぎいん)は、
「結婚(けっこん)したら かならず
子(こ)どもを３人以上 (にんいじょう)産(う)んでほしい」
と言(い)いました。

また、加藤(かとう)議員(ぎいん)は 若(わか)い女性(じょせい)たちに対(たい)して、
「子(こ)どもを産(う)まなければ
将来 (しょうらい)老人(ろうじん)ホームに 入(はい)るときに、
他人(たにん)の子(こ)どもの 税金(ぜいきん)を
使(つか)うことになる」とも 言(い)いました。

子(こ)どもを 産(う)むか 産(う)まないかは
自分(じぶん)で決(き)めることで、
子(こ)どもを 産(う)むかどうかと
老人(ろうじん)ホームに 入(はい)るときのお金(かね)は
全(まった)くべつの 問題(もんだい)です。

それなのに 加藤(かとう)議員(ぎいん)は、
「女性(じょせい)は 結婚(けっこん)して
子(こ)どもを 産(う)まなければいけない」
という考(かんが)え方(かた)を
ほかの人(ひと)に 押(お)しつけています。

このことについて
「加藤(かとう)議員(ぎいん)は 女性(じょせい)をばかにしている」
とたくさんの人(ひと)が 怒(いか)り、
加藤(かとう)議員(ぎいん)は 発言(はつげん)したことを 謝(あやま)りました。

国会議員(こっかいぎいん)は 女性(じょせい)の活(かつ)やくを
応援(おうえん)する立場(たちば)の はずなのに、
女性(じょせい)をばかにする人(ひと)が いるのは
大(おお)きな問題(もんだい)です。