無人駅が増えて 障害のある人の介助が 問題になっている
2020年11月15日
障害のこと / しょうがいのこと
日本にある 無人駅
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:加藤 愛優美さん)
一日中、駅員がいない駅のことを
「無人駅」といいます。
最近、この無人駅が 増えています。
鉄道会社の経営が 苦しいので
駅員にかかるお金を
減らすためです。
無人駅には 駅員がいないため、
車いすを使う人や
目や耳に障害のある人などは
駅員からの介助を 受けられません。
介助を 受けるためには、
電車に乗る日の 何日か前までに
予約することが 必要です。
そのため、
急な用事で 電車に乗るときは
介助を 受けられず、
困ってしまいます。
このような 無人駅での問題を
解決するため、
国土交通省という 国の役所は、
障害者の団体や 鉄道会社と
話し合いを おこないました。
話し合いの中で
障害者の団体からは、
「利用する人が多い 時間帯には
駅員がいるように してほしい」
などの意見が 出ました。
国土交通省は、
全国の鉄道会社が
やるべきことを まとめて、
2021年の夏ごろに
発表する予定です。
みなさんも
駅で 困っている人を 見かけたら
声をかけてください。