(音声:加藤 愛優美さん)
アメリカの司法省という
国の機関は、
アメリカの イェール大学が
アジア系アメリカ人と
白人の 受験生を
差別していると 発表しました。
アメリカの司法省が
調べたところ、
黒人の 受験生のほうが、
アジア系アメリカ人や
白人の 受験生よりも
かなり 合格しやすいということが
わかったというのです。
これは、昔から
アメリカで 続いている
黒人への 人種差別と
関係しています。
これまで アメリカでは
肌の色が黒い人のことを
「黒人」と呼び、
暴力を ふるったりするなどの
人種差別が 問題になってきました。
そのため
アメリカの大学の 入学試験で
黒人を 合格しやすくすることで、
黒人に対する差別を
なくそうとしてきました。
大学に通う 黒人を増やし、
黒人を含めた いろいろな人が
社会で 活躍できるように
するためです。
しかし、
アメリカの トランプ大統領は
この入学試験の方法に
反対しています。
今回、アメリカの司法省は
トランプ大統領の 考えに
合わせて 発表したようです。
これに対して イェール大学は、
「試験を変えるつもりは ない」と
強く 反対しています。