図書館
(音声:西山 祐樹さん)
「読書バリアフリー法」が できて、
1年が たちました。
読書バリアフリー法とは、
障害がある人も ない人も
読みたい本を
自由に 読むことができる社会を
目指して、作られた 法律です。
本を 自由に読むことは、
だれもが持っている 権利です。
しかし、体に障害がある人や
学習障害がある人など、
紙に 文字や絵が 印刷された本を
読むことが 難しい人もいます。
本には いろいろな種類が あります。
紙に 文字や絵が 印刷された
本のほかに、
それぞれの人が 読みやすいよう
工夫された本も あります。
たとえば、
指でさわって読む 点字図書、
大きな文字で印刷した 拡大図書、
本の内容を 音声で聞けるようにした
録音図書が あります。
また、パソコンやスマートフォンで
読むことができる 電子書籍なども
あります。
よくなっていることも ありますが、
まだまだ 必要なことは
たくさん あります。
たとえば、
点字図書や録音図書の 多くは、
全国の ボランティアの人が
つくっています。
点字の本を つくるには、
半年かかることも あります。
そのため、読みたいと思っても
すぐに 読めないことが あります。
読書バリアフリー法では、
みんなが 読みたい本を
自由に 読めるよう、
国や自治体が お金を出して
環境を 作っていくと
決められています。
これから、今より もっと
みんなが 本を
自由に 読むことができる環境に
なっていくと 良いですね。