「森友学園」の 問題を
もう一度調べるよう 訴える
国会議員たち
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
2020年3月18日、
財務省という国の役所で 働いていた
赤木 俊夫さんの 遺書が
公開されました。
赤木さんは、財務省で
国が持っている 建物や土地を
管理する仕事を していました。
赤木さんは
2018年3月7日に 自殺しました。
遺書には、
なぜ 自殺してしまったのかが
書いてありました。
遺書によると、
赤木さんは 財務省の書類を
上司から 書き直すよう命令され、
そのストレスで 体調をくずし
自殺してしまったようです。
書き直すよう命令された 書類は、
「森友学園」という 学校に
国の土地を 安く売ったときの 書類です。
国の土地は 国民みんなのものなので
なるべく高く 売らなければいけません。
しかし、森友学園には
かなり安く 売られていました。
森友学園を 経営している人と
安倍 晋三 首相は 仲が良いと
考えている人も います。
そのため、安倍首相に 気をつかって
森友学園に 土地を
安く売ったのではないかと、
国会で 大きな問題になっていました。
赤木さんは、
森友学園に 土地を売る仕事は
していませんでした。
しかし、国会で 問題になったので、
別の人が すでに作っていた書類を
書き直すのを 手伝うよう、
命令されました。
国が すでに作った書類を
あとで 書き直すことは、
法律で 禁止されています。
赤木さんは、上司の命令とはいえ
法律で 禁止されていることを
してしまったことに 苦しみ、
強いストレスを 感じていたようです。
そして、自殺してしまいました。
この書類の 書き直しは、
安倍首相を守るための 命令だと
考えている人も います。
赤木さんの 家族は、
命令の理由を もう一度調べてほしいと
言っています。
しかし、安倍首相や
財務省のリーダーの 麻生さんは
「調べない」と言って、
問題を 終わらせようとしているようです。
赤木さんの家族は 納得できないので、
これから 裁判をする予定です。