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新年度、いかがお過ごしでしょうか。
昨年のコラムでは、拙著
『シンプル性教育 いっしょに話そう!
くらす・はたらくに活かす「性」のこと』を活用した
性教育実践について 紹介しました。
おかげさまで 書籍は重版となり、
全国の学校や福祉事業所、ご家庭など、
さまざまな場で ご活用いただいています。
ご愛読・ご推薦いただいた方々に
心より感謝申し上げます。
さて、今年の連載のテーマは、
「考えてみよう! 障害のある人への包括的性教育プログラム」です。
なぜ、このテーマにしたのか、その理由のひとつに、
障害のある人に対する性教育が、
年間指導計画に位置付けて 定期的に行っているとは言えない
現状があります。
なんらかの問題行動が起きた際に
「対処的」に、
そして「個別」に行われるのが
性教育だと思われている節があり、
すべての人の権利として大切な学びとは
認識されていないように思います。
しかしながら、
教育を担う人も 学びの機会が少なく、
「何からはじめていいかわからない」
「何を伝えたらいいの?」
と戸惑う声が聞かれます。
したがって この連載のなかで、
「障害のある人への包括的性教育プログラム」を作成し、
年間を通して、系統的な性教育実践に取り組めるよう、
みなさんをサポートしていけたら・・・と思っています。
次回から、
「包括的性教育」とは どのような教育なのか、
そして、障害のある人に なぜ大切なのか、
基本的なことから いっしょに学んでいきましょう。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします!
(文:京都教育大学 総合教育臨床センター 講師・門下 祐子)
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