考えてみよう! 障害のある人への包括的性教育プログラム① (門下 祐子)

 

(音声(おんせい)天馬(てんま) トモエさん)

 

新年度(しんねんど)、いかがお()ごしでしょうか。
昨年(さくねん)のコラムでは、拙著(せっちょ)
『シンプル性教育(せいきょういく) いっしょに(はな)そう!
くらす・はたらくに()かす「(せい)」のこと』を活用(かつよう)した
性教育(せいきょういく)実践(じっせん)について 紹介(しょうかい)しました。

おかげさまで 書籍(しょせき)重版(じゅうはん)となり、
全国(ぜんこく)学校(がっこう)福祉(ふくし)事業(じぎょう)(じょ)、ご家庭(かてい)など、
さまざまな()で ご活用(かつよう)いただいています。
愛読(あいどく)・ご推薦(すいせん)いただいた方々(かたがた)
(こころ)より感謝(かんしゃ)(もう)()げます。

 

さて、今年(ことし)連載(れんさい)のテーマは、
(かんが)えてみよう! 障害(しょうがい)のある(ひと)への包括的(ほうかつてき)性教育(せいきょういく)プログラム」です。
なぜ、このテーマにしたのか、その理由(りゆう)のひとつに、
障害(しょうがい)のある(ひと)(たい)する性教育(せいきょういく)が、
年間(ねんかん)指導(しどう)計画(けいかく)位置付(いちづ)けて 定期的(ていきてき)(おこな)っているとは()えない
現状(げんじょう)があります。

なんらかの問題(もんだい)行動(こうどう)()きた(さい)
対処(たいしょ)(てき)」に、
そして「個別(こべつ)」に(おこな)われるのが
性教育(せいきょういく)だと(おも)われている(ふし)があり、
すべての(ひと)権利(けんり)として大切(たいせつ)(まな)びとは
認識(にんしき)されていないように(おも)います。

 

しかしながら、
教育(きょういく)(にな)(ひと)(まな)びの機会(きかい)(すく)なく、
(なに)からはじめていいかわからない」
(なに)(つた)えたらいいの?」
戸惑(とまど)(こえ)()かれます。

したがって この連載(れんさい)のなかで、
障害(しょうがい)のある(ひと)への包括的(ほうかつてき)性教育(せいきょういく)プログラム」を作成(さくせい)し、
年間(ねんかん)(とお)して、系統的(けいとうてき)性教育(せいきょういく)実践(じっせん)()()めるよう、
みなさんをサポートしていけたら・・・と(おも)っています。

 

次回(じかい)から、
包括的(ほうかつてき)性教育(せいきょういく)」とは どのような教育(きょういく)なのか、
そして、障害(しょうがい)のある(ひと)に なぜ大切(たいせつ)なのか、
基本的(きほんてき)なことから いっしょに(まな)んでいきましょう。

今年度(こんねんど)もどうぞよろしくお(ねが)いいたします!

(ぶん)京都教育大学(きょうときょういくだいがく) 総合(そうごう)教育(きょういく)臨床(りんしょう)センター 講師(こうし)門下かどした 祐子ゆうこ

 

だいかいからは
賛助さんじょ会員かいいんのかただけが むことができます。

賛助さんじょ会員かいいんの おもうみや くわしいことは
以下いかのページを てください。

https://slow-communication.jp/member/

団体だんたいについて