(音声:おおわん はるさん)
みなさんは、どんなときに
「気持ちいいな~」って感じますか?
おふろに 入ったとき?
あったかい お布団に 入ったとき?
だれかに 抱きしめられたとき?
ん~。なかなか パッと 思いつかない人も
いるかもしれません。
では 反対に、
最近、「気持ちわるかった」って
感じたことは ありますか?
食べすぎちゃったとき?
ヌメヌメしたものを さわったとき?
人から ジロジロ 見られたとき?
「これだと すぐ出てくる!」という人が
多いような気もします。
みなさんは どうですか?
自己紹介が おくれました。
はじめまして。
わたしは 門下祐子といいます。
知的障害のある人や 発達障害のある人における
「性」についての研究をしています。
いろんな人の 話を聞いたり、
調査をしたり、本を読んだりして、
「性」の教育や支援について 考えています。
そのことを 論文にまとめたり、
学会や講演で 話したりするのですが、
なんだか いつも、
「もっと みなさんと話したいことがある」
と感じます。
最初に おたずねした、「気持ちいい」という話も
その一つです。
「性」の話になると、
楽しんではいけないとか、
「気持ちいい」と言いづらい雰囲気が
あるように 感じるのです。
なので、記念すべき第1回は、
「『気持ちいい』は タブー?」
というテーマで、
みなさんに なげかけてみました。
これから1年間、
「性」に関する いろんな話をしていきたいと思います。
みなさんから、「こんな話も 聞きたい!」と、
ご意見いただけたら、とっても うれしいです。
それでは、どうぞよろしくお願いします。
(文:東洋大学福祉社会開発研究センター
客員研究員・門下 祐子)